三島由紀夫 生誕100年

三島由紀夫 生誕100年

今年は三島由紀夫の生誕100年だそうです。

本屋の店先では大きなスペースをとり大々的なイベントを開催しています。

私は三島の特別なファンでもないので、このような場面に出くわしても『今更、三島でもないでしょう・・・』と思ってしまいます。(ファンの方、ごめんなさい)

三島由紀夫先生の作品には、その昔に苦い思い出があります・・・

私がまだ若い頃、勤めていた劇団での事。

入社試験のための試験問題を演出部で作る仕事があり、私は実技試験の朗読の題材を捜していました。

そこで三島由紀夫の「憂国」を選び朗読部分の切り取りをして提出したところ、当時の劇団の会長に激怒されました。

「入社試験に相応しくない、なぜこんなものを選んだのか、もっと他にあるだろう・・・」

今思えば少し政治思想の色が強かっのでしょう・・・と思われます。

その後、「金閣寺」や「葵上」など三島作品に触れる機会は何度かありましたが、その度に当時の事が思い出されます。

今日も、本屋の店先で「三島由紀夫」という活字を目にした時に、あの時の会長の激怒の顔が脳裏に浮かんできました。

そして、並んだ沢山の本の向こうに、世間知らずの若者だった頃の自分を思いだしていました。

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