それから数日後、私は実技試験を受ける為に、その劇団のアトリエに来て説明を受ける準備をしていました。
すでに筆記試験も終わり、当初30名ほどいた応募者も今は6名ほどです。年は20代前半くらいの男性ばかりです。
横一列に並べられた椅子に一人づつ等間隔に座りこれから始まる説明を静かに待っていると、そこにスタッフ方が現れ原稿用紙数枚と顔写真を数枚が渡され説明が始まります。
「これから、いま渡した宣材写真の6名を使った寸劇の脚本を書いてください。時間は5分から10分程度でまとめて下さい。脚本を書く時間は2時間です。ここで書いても良いですし、外に出ても構いません。2時間後に戻り提出してください」
「その後、その台本を使って審査員の前で、役者に稽古をつけ芝居を完成させていただきます」
「最後に、6名の方全員と審査員の方が見て頂く中で劇の発表を行います。」
との事でした・・・・
いやいやこれは面白い。私は楽しくなってしまいました。
私は外に出て脚本を書くことにしました・・・・
続く・・・・・
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