今日は介護お話しです。
私の母が介護施設に入所して一年が過ぎました・・・それまで認知症の症状が現れてからも何年も自宅で過ごしていた母ですが、年を追うごとにトラブルが増え、私との言い争いも日々増える中、本人も家族もストレスの溜まる毎日でした。私も分かっていながら認知症の母に注意をしたり怒ったりの繰り返しです・・・私も注意すれば改善されると思い込んでいたのでしょう。否、治ると思っていたのだと思います・・・しかし現実は日々悪化する一方です。周りから介護施設に入れる事を何度もすすめられましたが、私はその決断が出来ず何年も母を家に置く事を選択していました。母親を家族以外の他人に預けてしまう事と母がこの家から居なくなる現実を受け入れられませんでした。高齢の母親の介護を放棄してしまうような罪悪感との葛藤に答えを見つけられず時間ばかり過ぎてしまいます。しかし現実はどんどん下り坂を転がり出します。私の外出中にケガをしたり事故に巻き込まれそうになったりの繰り返しです。そしてついに介護施設のお世話になる事になりました。今は、あの夜も寝れない葛藤の日々を振り返りながら、母が健康で安全な場所で日々過ごせている事に安堵してています。そして施設の介護プロのスタッフの方には感謝の気持ちです。今も日本のどこかで私と同じ悩みを抱えながら親の介護をされている方が沢山いらっしゃる事と思います、本当に心中お察し申し上げます・・思う事は「介護は頑張る事とか我慢する事では解決できないのかもしれない」そんな風に遠くを眺める今があります・・・
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